数年ぶりに3Dプリンターを増設。
低コストで評価の良いEnder3 V3 SEを購入してみた。
とりあえず結論から
速度180mm/sの高速印刷。思ったより早くない。意外とこんなもんか?の世界。移動が180mm/sで印刷速度ではないのかな?
#3DBenchyを印刷してみたが1時間ほどかかった。品質はとても良い感じ。若干糸引き気味だが造形もきれい。たまにぽつぽつと表面に乱れが出る。
モノを販売するには少々品質不足。まだまだ改善の余地はある。
組立の容易さなど考えると確かに初心者向けのプリンターと言えそう。びっくりするくらいすぐに完成する。P802mなんて6時間くらいかけて慎重に組み立てたのにEnder3 V3 SEは10分くらいで出来上がり、オートレベリングですぐ印刷準備完了。驚きしかない。
現在悩んでいるところ
- ガントリーフレームの強度不足
- エンクロージャー
- SDカードめんどい
- Kaikaノズルの導入
ガントリーフレームの強度
多分これがこのマシンの最大の弱点じゃないかな?速度上げてくと揺れが大きく表面に模様として出てくる。あくまで予想。今のところ解決策もないので簡易的な方法で試してみたいと思っている。
最終的には次の項目も含めて修正したいところ。
実際にフレーム強化用のパーツを出力して取り付けてみたが、まだ長期的な結果は出ていないが、上記のような模様が無くなりきれいに印刷できるようになった。
強化パーツ自体がまだ設計が甘いのでもう少し詰めてから公開する予定。
エンクロージャー
正直すべての3Dプリンターにエンクロージャーはつけるべきだと思うが、Ender3 V3 SEはABSに対応していないので無くても問題はないかもしれない。それでも無いよりは印刷に与える影響は少なくなるのでは?と思う。さらにガントリーフレームに絡めて剛性アップも同時に狙える。
SDカードめんどい
P802mはRaspberry pi zeroでRepetier-serverを使っているのでいちいち物理的に抜き差しせずに印刷できた。Ender3 V3 SEにUSB-Cが付いてるけど同じように使えるのかな?調べてもない。
Kaikaノズルの導入
印刷は比較的きれいといったが、それでもKaikaノズルにはかなわない印象。P802mでも使用しているKaikaノズルに変更しようか悩み中。
P802mで使ってるノズルはコレ。MK8互換。Kaika8。
Ender3 V3 SEには Kaika10。
Kaika社長も必要って言ってるし。
早速購入。ノズルによる印刷精度の変化は十分あり、やっぱり個人的にアイロンが驚くほどキレイになる。コレほんとにびっくりするのでぜひお試しを。

印刷のノズルによる懸念項目が消えたが、やはりそれでも不思議な積層にぽつぽつと出来る謎の模様は解消できなかった。
まとめ
このEnder3 V3 SE結構いろんなレビューから絶賛されているが、あくまで初心者向けとしてという印象が大きい。商売するには少々精度不足かな?精度を高めるのに遅くすればいいんだけど。そうなるとコストが増える。悩ましい。
次はアルミフレームでエンクロージャー兼フレーム補強を試したい。後、XYのベルトももう少しテンション掛けたい。
なんせ現状P802mのほうが高速かつキレイ。うるさいけど。(ボードを32bitにすると静かになるのか・・・さらにきれいになるのか・・・)
一番言いたいのはガントリーフレームを拡張しやすいようにアルミフレームにしてほしかった。
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