紫外線が当たると色が赤くなるフィラメントで何か作りたい。紫外線が当たると・・・
と、考えていた時に思いついた。
紫外線が中ると。中(あたる)!そう、中の別の読み。三元牌の中!赤い!
發は発光!?ちょうど蓄光フィラメント緑!!
白は・・・白・・・ない。
設計開始
といっても既存の麻雀牌のサイズを検索するだけ。作りやすさを考えて26サイズ?にすることに。
今回はマルチカラーで印刷するのでボディの分割と印刷設定のしやすさなども考慮して設計した。マルチカラーは今までやったことないので結果は未定。
今回も設計はFusion360を使用している。
文字の部分、發のような複雑な形状だとボディがいちいち分かれてしまうので見えないところで結合させている。
フォントはResource Han Rounded CNを利用商用可能な中国語フォント。見やすさ重視。商用利用も可能。
スライサーの設定
初のマルチカラーのためまったくノウハウがない。自分の機種にあった設定が見当たらないので適当に作ってみることに。
機種はP802m ファームRepetier
PrusaSlicer->プリンター設定->全般->オプション
[エクストルーダー]を色分けの数に変更。
[シングルエクストルーダー・マルチマテリアル]にチェック
カスタムGコードに
;Tool changing
layer [layer_num]
{if layer_num != -1}
G1 E-2 F1800
G1 Z{layer_z + 0.4}
G28 X0
G92 E0
G1 E20 F2300
G1 E-100 F1800
M117 Tool No. [next_extruder]
@pause
G28 X0
G1 E60 F800
{if layer_num != 0}
G1 Z0.1
G1 X1
G1 Z{layer_z + 0.4}
{endif}
G92 E0
{endif}
G1 E1 F800
;Tool changed
あくまで参考程度にお願い。適当に作った色替えコード。
後プリンター設定のシングルエクストルーダーのMM設定を調整する。
量産時はEnder3 v3 SE Klipperのマルチカラー設定を使用した。こっちは気が向いたら公開しようかな?
特に隠すわけではなく。設定が甘いため。
試作開始
3Dプリンター最大の難所試作。同じものをいったいいくつ作るのか・・・
文字の大きさの調整。ボトムパターンの確認。インフィルパターン。インフィル。数多くのゴミを製造する。マルチカラーのカスタムGコードの調整。
色替えのタイミングで一旦表面を埋めるのかと思ったらインフィルパターンのまま。そのまま印刷するとインフィルが透けて文字がちょっと見にくいのと光を透過しすぎるので色替えのところに中空層を設けて一度インフィルを埋めることに。
無事完成
そんなこんなでやっとの思いで完成。早速量産。
とりあえず良品10個ずつを目指して生産を開始してみたが、意外な壁にぶつかる。ヒートン金具が途中で折れる。
1.0mmのドリルを購入し対応。前より折れにくくなった。
正直量産には向かない。手動カラーチェンジは思ったよりプリンターの前でじっと待っている時間が多く手間がかかる。自動チェンジ機購入まで次回の生産は無いかもしれない。
購入はこちらから。
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